黒田 恵枝「探求者たち」

種子島で生まれて、自身の所在について考えを巡らし、それらを宇宙に求め、地上と宇宙を繋ぐ人工衛星の上で、まだ見ぬ宇宙の仲間との交信を試みるために。個々の「存在」や「成り立ち」、互いへの「関係性」など、不確かな自 身の所在に対し常に答えを求め続ける一人のもけもけによるもけもけ宇宙空想物語。

これに伴い、ご家庭で不要になった衣類を募集します!あなたの洋服が芸術作品になるかも!?回収ボックスは、宇宙芸術祭インフォメーションセンター(農協向かい)に設置してあります。詳しくは、種子島宇宙芸術祭事務局(電話0997-22-9119)まで。

【アーティスト略歴】

黒田 恵枝(くろだ よしえ)
1987年生まれ。多摩美術大学美術学部情報デザイン学科情報芸術コース卒業。 使われなくなった衣類を素材として、ぬいぐるみや人形、彫刻などの立体造形の概念を横断する創作形態に取り組み、空想の生き物の立体シリーズ『もけもけもの』や、素材の衣類を用いたインスタレーションなどを発表している。その他ミュージックビデオへの作品提供等その活動は多岐に渡る。

 

『もけもけもの』とは...継続して制作している、使われなくなった衣類を素材に、 動物や人体のパーツなどをつくり、それらを繋ぎ合わせる事で空想の生き物を創作する立体シリーズです。彼らは、個々の「存在」や「成り立ち」、互いへの「関係性」など、不確かな自身の所在に対し常に答えを求め続ける私たちの分身のようでもあります。



【展示情報】

会場:インフォメーションセンター(予定)

時間:毎日 10:00 - 17:00 (予定)

料金:無料

10月上旬〜中旬まで、アーティストインレジデンスとして制作の模様を公開します。制作会場は、インフォメーションセンター近くの旧南種子町率図書館のあった建物となります。詳しくはインフォメーションセンターにてご案内します。


宇宙 × 芸術 × 種子島

宇宙の島で宇宙をテーマにした芸術祭が目指すのは、新しい何かを発見するような宇宙芸術祭です。 この芸術祭は、種子島が持っている様々な特性がクロスオーバーする芸術祭になるだろうと考えてい ます。種子島の要素とは、宇宙であることに加えて、豊かな自然、古代にまで遡る歴史と伝統、幅広い食文化など上げれば数多くあります。そこに未来への挑戦ともいえる、我が国の宇宙開発の拠点施設が存在することに運命的なものを感じざるを得ません。新しいものと古いものが、時間軸を超えて 同居しているのが種子島なのです。そこで「宇宙」とは、我々が暮らす地球と生命、果てしなく続く 時間について問い直す、重要なキーワードであることがわかります。「芸術」とは、人間にとって根源 をとららえるための手段です。無限の宇宙を思いながら自分自身の足元を見つめて見たら、私は何者なのか?という疑問が湧いてくることでしょう。宇宙科学と芸術、種子島という地域性。異なる背景を持っていたとしても、それぞれの分野にこだわらず、自由に交差することによって、新しい展望が見えてくるのではないかと思っています。

種子島宇宙芸術祭 総合ディレクター 森脇裕之